愛犬を飼う準備!必要なグッズと生活環境を見直しておこう
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「犬を飼う!」と決意したら、あとは出迎える準備をしないといけませんよね。
準備は大変ですが、愛犬と楽しく過ごす日常にするために少しでもよい環境を整えなくてはと、意気込む人もいるのではないでしょうか。
しかしはじめて犬を飼う人は、何のグッズを揃えたらよいのか、どういう生活環境にすればよいのか戸惑うことも多いですよね。
今回はそんな方に向けて、準備するなら必要になるグッズと、快適な生活環境をつくるための対策などを紹介していきます。
必要なグッズ①犬の生活用品
人間が日々を快適に過ごすために衣・食・住が必要なように、犬を飼うときも生活用品は必須です。
後から困らないように、下に挙げている最低限の生活用品は先に準備しておきましょう。
買うときは犬の大きさ・部屋のスペースを考えながら、品定めしてくださいね。
- 食器&水飲み
- ドッグフード
- トイレ(マット、ペットシーツ)
- ベッド(毛布なども)
- おもちゃ
- 首輪&リード
- ゲージ、サークル
- クレート(キャリーケース)
また犬の身だしなみも整えるため、後々こちらの用品も揃えておくのがよいといえます。
- シャンプー、リンス
- ドライヤー
- ブラシ
- 爪切り
- 歯ブラシ
シャンプーを使えば犬の体臭を減らせますし、ノミを撃退することもできます。
爪は伸びると引っ掻いて人にケガをさせてしまったり、床・壁を傷つける原因になりかねません。爪が長くなってきたら、定期的に切ってあげるのがよいですよ。
また犬も人と同じように歯を磨かないと、口臭・歯石をまねく原因になってしまいます。それだけではなく、歯周病になることも。
歯周病になってしまうと消化器官にも悪影響を及ぼしてしまうので、犬にもキレイで健康な歯を保ってもらうために、習慣的にハミガキをしてあげてくださいね。
必要なグッズ②清掃・防臭用品
犬を飼ったら、あちこちの汚れやニオイを消すために、下にあげている清掃・防臭用品を購入しておくのがオススメです。
汚れが気になる人は、多めに清掃グッズを買っておくとよいですよ。
- ウェットティッシュ、ぞうきん、タオル
- 大量のポリ袋
- 防臭ゴミ箱
- 防臭、除菌スプレー
- マーキング防止スプレー
ぞうきんやタオルは、外から帰ってきた犬を室内に入れるとき足を拭いてあげられますし、粗相をしてしまったときにも便利です。
またお散歩中や家で犬が粗相したとき用のために、大量のポリ袋を準備しておくと安心。排泄物の処理に役立ちますよ。
ニオイに敏感な人は、防臭ゴミ箱を購入しておくのがオススメです。汚れてしまったペットシーツ・排泄物などは、防臭ゴミ箱に捨てることでニオイをかき消してくれる効果があります。
マーキング防止スプレーは、犬があちこちにマーキングしないようにするもの。尿をかけられたくない場所にあらかじめ使っておくと、犬を買いはじめたあとでも安心です。
生活環境①人と犬の生活スペースをつくっておく
犬と一緒に過ごすために、お互いの生活スペースはきちんと確保しておくのがベスト。
後になってグッズの置き場所をあちこちに変えたりすると、犬にとってストレスになることがあります。
むやみに移動しないように、愛犬がくるより先にスペースを考えてから、グッズなどを設置するようにしてくださいね。
- 犬のゲージ(サークル)、トイレの設置場所の確保
- 犬が入ってきてほしくない場所には、柵をしておく
またゲージやトイレは、人目があまり通らない場所に設置するようにしてください。人目が多いと犬は落ち着けず、ストレスを感じてしまいます。
ストレスを感じる頻度が多くなると、無駄吠えが増えたり人に対して威嚇をしたり、他の問題行動を起こす原因になりえるのです。
室内なら窓・玄関をさけてリビングの端。外で飼うときも、人が頻繁に出入りする場所を避けたところに設置するのが望ましいです。
生活環境②安全対策をする
「犬はお利口そうなイメージがあるし、足腰も丈夫そう。なにも対策しなくて大丈夫!」と過信してしまうのは大変危険です。
家族の誰もいない状態で犬を留守番させておいた間に、誤飲・転倒からの骨折などになってしまう可能性があります。
- フローリングの床にカーペット、絨毯、マットのいずれかを敷いておく
- 危険物、人の食べ物は届かないところによけておく
上の2点は最低限行なってほしい安全対策です。
フローリングの床に敷物をする理由、それは犬が足を滑らせてケガをする可能性があるから。
犬の肉球は大変滑りやすくなっており、フローリングのままだと転倒する確率が非常に高いのです。
これを怠ってしまうと、犬の股関節を痛めてしまったり骨折したりなど、大惨事につながります。
また危険物や人の食べ物は犬にとって中毒になってしまう恐れがあり、非常にやっかいなものです。
とくにネギ類・細かい部品・コンセント・観葉植物などは要注意。
誤って食べてしまった場合、最悪、死に至ってしまうケースもあります。
愛犬を守るためにも、室内は清潔にしておく・危ないものは犬の届かないところによけておくなど、安全対策は必ず行なっておいてくださいね。
生活環境③「しつけ」のやり方を学んでおく
犬と一緒に過ごすのであれば主従関係をつくるために、初めのうちにしっかりとした「しつけ」を行なうことが大切です。
犬をしつけることは、社会のマナーを覚えてもらうことにつながります。犬を飼う前に正しいしつけのやり方を勉強して、準備しておきましょう。
- 糞尿のニオイ、吠えのしつけをしておく
- 犬はきちんとゲージ・サークルの中で大人しくさせておく
- 犬に対する接し方を、家族と一緒に統一しておく
しつけをしておかないと、後々下のような問題行動が増えることになります。
- 人が通るたびに吠える
- 家の中を自由に動き回り、注意すると威嚇するようになる
- 噛む・威嚇・言うことを聞かなくなる
犬を飼ったらそのまま家族の一員になるので、大事にしたくなるお気持ちは分かります。
しかし人と一緒に暮らしていくなら、きちんとしたマナーを覚えさせて主従関係をつくりあげていかないと、犬は自由に動きまわり好き放題するようになってしまうのです。
正しいしつけを行いながらマナーを教え込んでいくことで、犬が成長しても安心なお世話ができるようになりますよ。
生活環境④近くの動物病院を把握しておく
犬を飼うなら、先に近くの動物病院をチェックしておくのがオススメです。
動物病院の場所を知っていればワクチン接種などもすぐに受けられますし、何かあったときにすぐ駆けつけられますよ。
早めに動物病院に目星をつけて、もしものとき素早く動けるように場所を把握しておきましょう。
また犬を飼いはじめたら、30日以内に狂犬病の予防接種を受けることが義務となっています。
予防接種を受けずにいた場合20万円以下の罰金を支払うことになるので、期限ギリギリになって「動物病院まで遠くて行けない!」などと焦らないために、近くの動物病院をチェックしておいてくださいね。
準備・生活環境の見直しをして犬と快適な暮らしを楽しもう
犬を飼うのは簡単なことではありません。
必要なグッズをそろえたり、生活環境をみなおしたりと、やらないといけないことが山積みでとても忙しいですよね。
しかし準備をきちんとしておくことで、あなたと犬、お互いが住みやすい環境になっていくのは間違いありません。
最低限必要な準備をして、居心地のよい環境に整えて、愛犬と楽しい生活をつくりあげていってくださいね。