猫に多い病気の種類は?
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猫を飼っている方にとって、我が子同然の愛猫がどのような病気にかかりやすいのか気になりますよね。
猫がかかりやすい病気の種類、症状、対策方法を知っておくといざというときに慌てることなく対応できます。
本記事では猫の病気について把握したい方向けに、猫に多い病気5選を紹介していきます。
猫がかかりやすい病気については、ペット保険会社アニコムの「家庭どうぶつ白書2019」を参考にしました。
また、それぞれの症状や対策方法も紹介しているので、愛猫の健康のためにもぜひ参考にしてください。
参考:アニコム家庭どうぶつ白書
消化器疾患
消化器疾患とは猫の消化・吸収機能が低下する病気で、代表的な病名として胃腸炎や大腸炎、下痢などが挙げられます。
不適切な食事、細菌感染、ストレスなどが原因で引き起こされます。
正常な消化が妨げられるため、栄養失調や脱水症状などの原因にもなりやすい病気です。
猫が頻繁に嘔吐や下痢をするようになった際は、消化器疾患の可能性があるので注意してください。
消化器疾患は原因が特定しづらい病気ですので、動物病院を訪れるときは症状をメモした物や排泄物の写真などを持参しておくと、スムーズに治療が行われますよ。
泌尿器疾患
泌尿器疾患とは尿をする際に使われる器官が異常をきたし、尿の排泄がスムーズに行えなくなる病気です。
水分不足や体調不良が原因で尿が出にくくなり、泌尿器管に尿が溜まって尿道結石や膀胱炎などが引き起こされます。
泌尿器疾患は種類によっては猫の命に関わる病気ですので、普段から猫のトイレをチェックしておきましょう。
尿の量が少なかったり、トイレへ行く数が増えてきた場合は要注意です。
また、猫が快適に尿を排泄できるようにトイレの掃除や水分の摂取も忘れないようにしましょう。
皮膚疾患
皮膚疾患はアレルギーや細菌によって引き起こされる皮膚の病気で、ノミやダニなどによる寄生もこれにあたります。
1部の毛が抜け落ちたり、極端に体を痒がったりする症状が現れます。
また、皮膚病はストレスによって引き起こされる場合もあるので、猫がストレスを感じない環境づくりを心がけてください。
対策としては定期的にブラッシングでケアしながら皮膚に異常がないかチェックしてあげましょう。
猫は被毛に隠れていて皮膚の異常に気づきづらい部分もあるので、入念にチェックしてあげてくださいね。
呼吸器疾患
呼吸器疾患は呼吸を行う器官が、細菌やウイルスの感染によって異常を引き起こす病気です。
くしゃみや咳が増えたり、呼吸しづらくなるといった症状があらわれます。
最悪の場合、呼吸困難によって息を引き取るケースもあるため要注意です。
放し飼いの場合は外での感染リスクが高いため、室内飼いに切り替えるなどの対策が必要となります。
どうしても外に出たがる猫もいると思いますが、そんな子にはワクチンで予防するのがおすすめです。
眼の疾患
眼の疾患は外傷やウイルスによって発症する病気で、結膜炎や角膜炎などが該当します。
眼ヤニが大量に出たり眼が充血するなどの症状があらわれます。
寝起きなどに眼ヤニが少量出るケースは病気ではなく代謝の一環ですが、大量に眼ヤニが出ている場合は要注意です。
眼ヤニの量は多くないか、眼から涙が出ていないか、眼が充血していないかなど定期的に猫の眼をチェックしてあげてくださいね。
病気に適した処置をしよう
今回は猫に多い病気の種類や症状、対策について紹介していきました。
猫は体に異常が起きても自分ではどうすることもできませんから、飼い主さんがいち早く異変に気づけるようになりましょう。
処置の方法がわからない場合はすぐに動物病院に相談して、正しい処置をしてもらってくださいね。