子供に犬アレルギー症状が出た際の対応について

 

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子供と一緒に犬を飼う前に子供が犬アレルギーを持っていないかどうか、前もって調べておかなければなりません。犬アレルギーは犬の毛やフケ、唾液などに反応して発症し、その症状は花粉症などの一般的なアレルギー疾患とよく似ていますが、重症度は個人差があり、ひどいと呼吸困難になったり、場合によっては死に至ることもあります。とはいえ、犬アレルギーだからといってまったく犬が飼えないわけではありません。対処方法もいくつかあります。飼う前に検査しておけば、もし犬アレルギーだったとしても前もって対策することが可能です。犬と子供が安心して暮らせるよう、犬アレルギー検査の受診を強くおすすめします。
では具体的にどういった症状や、対処方法があるのか、今回はこれら2点について詳しく解説していきますので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください！

 

犬アレルギーの症状について

犬アレルギーの症状は、一般的なアレルギーの症状とほぼ同じです。具体的な症状をいくつか挙げてみましょう。

 

目のかゆみ、発疹

目のかゆみや腫れ、犬に触れた部分やその他体の柔らかい部位に発疹が現れたりします。
特に発疹や蕁麻疹の症状が出た場合、そのまま呼吸困難に陥る場合もありますので、場合によってはすぐ医療機関に受診してください。

 

咳、くしゃみ、下痢など

咳やくしゃみ、鼻水が出るなどの風邪に似た症状が現れる場合があります。また、場合によっては下痢の症状が出る場合があります。

 

喘息

ゼーゼー、ヒューヒューと喘鳴や激しい咳が出たり、息苦しさを感じるといった喘息に似た症状が現れたりする場合があります。

 

呼吸困難

犬アレルギーも呼吸困難や嘔吐、意識障害などといった重度の症状が出る場合もあります。
この症状が見られた場合、かなり危険な状況です。すぐに医療機関にてしかるべき処置をしてもらってください。

 

犬アレルギーの対処方法

場合によっては重度の症状を発することもある犬アレルギーですが、きちんと対処すれば一緒に暮らせる場合もあります。実際、犬アレルギーでも犬と一緒に暮らしている方は大勢います。では具体的にどういった対処方法があるのか、いくつかご紹介します。

 

病院で治療する

病院を受診し、アレルギー治療を施してもらう方法です。犬アレルギーは完治することはできませんが、処方してもらった薬を服用し、アレルギー症状を緩和させることは可能です。病院で処方される薬を服用すれば、軽度~中度程の症状は大抵抑えられるはずです。身に少しでも覚えがある方はぜひ相談してみてください。

 

定期的にシャンプーを施す

犬アレルギーの原因は犬から出るフケや抜け毛、唾液であるといわれています。小まめに犬をシャンプーすることで体への付着を少しでも防ぎましょう。

 

寝室に入れない

寝室の狭い空間に犬と一緒にいることにより、アレルギーが発症する場合があります。普段触れ合う場所と寝室を区切ることにより、発症を防止します。

 

部屋、空気を清潔に保つ

犬の毛やフケに触れることを防止するため、定期的に空気を入れ替えたり、空気清浄機を用いて常にキレイな空気を取り込みましょう。また、部屋を小まめに掃除し、常にきれいに保ちましょう。

 

飼う前には必ず検査を

今回は犬アレルギーの具体的な症状と、その対処方法について説明しました。
確かに犬アレルギーの対処方法は色々あるのですが、であるとしても犬を飼う前に子供には必ずアレルギー検査を受診させることをおすすめします。もし犬を飼った後に子供が犬アレルギーで、しかも重度であったならば、その先は一体どうなってしまうのでしょう。子供と犬がどうしても一緒には暮らせないとなった場合、犬を自分の大切なパートナーとして接してきた子供と、せっかく迎え入れてもらったのに引き裂かれなければならない犬の悲しみは、私たちでは測りしれません。犬を飼うということは、犬の命を預かるということです。無責任なことをしないためにも、必ず検査を受診し、万全の態勢で受け入れてくれることを私は切に願います。